まず、デザインを適用すると同時に、オートフィルタの矢印が追加され、すぐにデータを抽出できるようになります。さらにデータを下に追加したとき、上の行と同じ書式や計算式が自動で適用されます。

一番驚いたのは、上のように、「単価」×「数量」となる式を入力すると、―ここではD3セルに「=B3*C3」と入力すると―、「Enter」キーを押すと同時に数式が他の金額欄にコピーされることです。今までのように、最初の金額欄に数式を入力後、そのセルを下にオートフィルする必要はなくなります。数式のコピーは最も頻繁に行う操作ですから、これは作業にかかる手間を大きく省いてくれることにつながりますね。

・数値の差がバーやアイコンで一目瞭然



エクセル2007で一番ダイナミックに変わった機能が「条件付き書式」です。条件の設定方法、結果の表示方法ともに、従来のものよりもはるかにバリエーション豊富になっています。

なかでも、条件付き書式の一機能に加わった、数値の大小を棒の長さや色のグラデーションで示す機能はユニークです。たとえば「条件付き書式」から「データバー」を選ぶと、数値がセル内に横棒グラフのように示されます。こうしてみると数値の大きさが如実にわかりますね。ぜひ一度使ってみてください。「おおっ！」と感嘆の声が上がることは間違いありません。

また、日経パソコンオンライン にて、エクセル2007のプレビュー記事を書き始めました。
雑誌や書籍で存じ上げているすごいライターの皆さんに囲まれて、それはもうかなり緊張しているのですが、毎週訪れる締め切りと格闘しながら頑張っています。オフィス2007に関心をお持ちの方は、ぜひご覧下さい！