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2006年10月10日 (火)

小さな「つ」や「や」が行頭に配置されてしまう

ワードで文章を入力していると、単語の途中で次の行にかかり、小さな「つ」や「や」が行の先頭に来てしまうことがあります。これが気になったことはありませんか?

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細かい話になりますが、これは文章の読みづらさのもとになるので避けたいところです。「したがって」「書きましょう」といった言葉に混じる促音(「っ」)や拗音(「ゃ」「ゅ」「ょ」)は、本来、前の文字と一緒に発音するものです。そのため、促音や拗音が次の行の先頭になると、文が読みづらくなってしまうわけです。

でもご安心を。ワードには、これを防ぐための設定があります。いわゆる「禁則処理」ですね。「禁則処理」とは、読みやすさを重視して、行頭や行末の文字送りを自動で調整する機能のことです。
「禁則処理」と言われてもピンと来ない方は、小学生の頃を思い出してみましょう。原稿用紙に作文を書くとき、一番上のマス目にマルや点が来てしまう場合は、ひとつ前の行の一番下におさめましたよね。あれも禁則処理の一例です。

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ワードでは、点やマルは、特に指定をしなくても、行頭に配置されないように指定されていますが、促音や拗音の場合は設定の変更が必要です。

「ツール」メニュー→「オプション」を選び、「文字体裁」タブにある「禁則文字」で「高レベル」を選択します。「行頭禁則文字」とは、行頭に来ると自動で前の行の末尾に移動される文字のことです。「高レベル」を選んだ時点で、カタカナ・ひらがなの小さな文字が、この欄に追加されます。
なお、変更した設定は、「OK」ボタンを押して画面を閉じた時点で有効になり、下の画面のようになります。これで読みやすくなりますね!

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