リボンのボタンの配置が違う?
2003までのオフィスでは、ツールバーにボタンを追加したり、メニューバーにメニューを追加したりすることができました。オフィス2007のリボンでは、原則としてそういった加工は一切できないことになっています。自分なりの作業環境としてボタンを追加できるのは、前回お話したクイックアクセスツールバーだけです。
ところが、パソコン画面に表示されたリボンを見ていると、ボタンの大きさや並びが前に見たときとは違うような気がすることがあります。これはパソコン画面の解像度やウィンドウの大きさが異なっているためです。
●ウィンドウサイズが大きいときのリボン
リボンに配置されたボタンは、関連のあるもの同士が「グループ」に分類されています。ウィンドウサイズが小さい場合は、必然的にリボンの幅も狭くなりますから、すべてのボタンを表示するだけのスペースがなくなってしまいます。
そこで、使用頻度がそれほど高くないボタン群は、1つの「グループボタン」にまとめられてしまうのです。たとえば、Excelの「挿入」タブには、「縦棒」「折れ線」「円」・・・のように、シートに挿入できるグラフのボタンがずらりと並んでいます。
●ウィンドウサイズを小さくしたときのリボン
ここで、ウィンドウサイズを小さくしてみましょう。すると、「グラフ」という1つのボタンだけが表示されるように変化します。実際にグラフを挿入するには、「グラフ」ボタン→グラフの種類のボタン、の順にクリックするわけです。
お使いのパソコン画面の解像度によっても同じことが起こります。高解像度だと、最初から細かな機能のボタンが並びますが、低解像度のディスプレイでは、グループ化されたボタンだけが並ぶことが多くなります。
マイクロソフトのホームページを見ると、オフィス2007の利用に必要なディスプレイの解像度は1024×768以上とあります。同じ操作を行うにしても、低解像度の画面のほうがクリックする回数が多くなりますから、オフィス2007は、高解像度のモニタで使うほうが、効率よく操作できる仕組みになっているわけですね。
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