取り込んだ画像の一部だけを使いたい
前回の記事でご紹介したように、写真などのJPEGファイルを開いてコピー&ペーストで画像を貼り付けると、貼り付け先ファイルのサイズが極端に重くなってしまいます。では、画像の一部だけをプレゼン資料などで見せたい場合はどうすればいいのでしょうか?
この場合は、次の二つの方法があります。
(1)あらかじめPhotoshopなどの画像編集ソフトで写真の一部を切り取った画像ファイルを作っておき、それを「挿入」メニューからファイルに挿入する
(2)いったん「挿入」メニューから大きいままの画像を挿入し、その画像をトリミングしていらない部分を隠す
(1)はお使いのソフトによって操作が異なりますのでここでは説明を省くとして、今日は(2)の方法をご紹介しましょう。ここでは、PowerPointの画面で説明しますが、WordやExcelでも同様に操作できます。
まず「挿入」メニュー→「図」→「ファイルから」と選択してJPEGファイルを取り込んでおきます。次にその画面をクリックすると、「図」ツールバーが表示されますね。このツールバーにある「トリミング」ボタンをクリックすると、画像の周囲に黒い線やカギカッコの形の印が現れます。ここにポインターを合わせ、画像の内側に向かってドラッグすると、画像のいらない部分をカットできます。
必要な部分だけが表示されたら完了です。「トリミング」ボタンをもう一度クリックすれば、画像周囲のハンドルが元の形に戻ります。
なお、バージョン2002以上のPowerPoint、Word、Excelを使っている場合は、続けて「図の圧縮」ボタンをクリックし、トリミングされた部分のデータを削除しておくとファイルサイズをコンパクトに抑えることができます。詳しい手順についてはこちらの記事を参考にしてください。
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