エクセル・ワードの使い方なら

TOP > aotenブログ > 木村幸子の知って得するマイクロソフトオフィスの話

« 重複データを削除する | トップページ | 重複データが一目でわかるようにする »

2007年8月14日 (火)

数値に単位を付けると計算できなくなる

書類などで数量を単位付きで入力したいと思ったことはありませんか?
ところが、素直に「1式」のように入力すると、そのセルを四則演算などで参照していと、計算式がエラーになってしまいます。これは、単位を付けて入力した数字は「数値」ではなく「文字列」とみなされるためです。

1_3

計算に使わない数字ならこれでも支障はないわけですが、なんといってもExcelは表計算ソフト。数字が計算に使えなくなってしまっては困りますね。でもご安心を。計算にも使える形で数字に単位を付けて表示する方法がちゃんと用意されています。

2_3

それには、「表示形式」を設定します。
表示形式とは、セルに入力したデータの見た目を整えるための機能です。中身のデータを変更することなく、外見だけを変えたいときに設定します。
「1」と数量を入力したセルを選択し、「Ctrl」キーを押しながら「1」キー(テンキー以外)を押してください。すると、「セルの書式設定」ダイアログボックスが開きます。この画面で「表示形式」タブを選ぶと、データの種類に合わせて形式を設定できます。
「分類」から「ユーザー設定」を選び、「種類」欄に「#,##0式」と入力します。「式」以外は半角文字で入力してください。
前半の「#,##0」は書式記号といい、1,000以上の数値が入力された場合に3ケタ区切りのカンマを付けて表示するよう指示したものです。この後ろに単位を直接入力します。

3_3

これで、セルに数字を入力すると、セルには「1式」のように単位を付けて表示されます。ただし入力したのは数値だけなので計算式がエラーになることもありません。単位は表示形式で!と覚えておきましょう。

コメント

この記事へのコメントは終了しました。




オデッセイが実施・
運営する資格試験

  • マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
  • ビジネス統計スペシャリスト
  • MTA(マイクロソフト テクノロジー アソシエイト)
  • IC3(アイシースリー)
  • VBAエキスパート
  • アドビ認定アソシエイト(ACA)
  • コンタクトセンター検定試験
  • Rails技術者認定試験
  • リユース検定
  • 統計検定