波線で途中を省略した棒グラフを作りたい(2)
前回の続きです。前回は飛びぬけて大きいデータの棒だけを短く加工しました。これに伴ってグラフの目盛も最大値が小さくなってしまいますね。そこで、最大値の目盛を変更しましょう。これには、グラフにテキストボックスを追加します。
まず、グラフエリアをクリックして、グラフの周囲に■が表示された状態にします。次に、数式バーに目盛に表示させたい数字を入力して「Enter」キーを押します。ここでは、売り上げの最大値「31,690」が収まるように「32000」を最大値にしています。
これで、グラフの中央に「32000」というテキストボックスが追加されました。挿入された直後は透明なので、「図形描画」ツールバーの「塗りつぶしの色」ボタンで背景色を白にします。それから、一番上の目盛の上に移動します。
同じようにして、「31000」「:」のテキストボックスを作成して、省略する部分の目盛を隠してしまいましょう。
続けて、省略部分の波線を描きます。これはオートシェイプを使います。
「図形描画」ツールバーの「オートシェイプ」→「星とリボン」→「波型」を選び、グラフの上でドラッグします。
最後に、波型のオートシェイプがグラフに溶け込むように色を変更します。「塗りつぶしの色」はグラフの背景(プロットエリア)と同じ色に変更し、「線の色」を「なし」にすれば完成です。
これで、新聞などでよく見かける、途中を波線で省いた棒グラフが完成です!
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