スライドの文字を2段組みにして流しこみたい!
プレゼンテーションでは、1枚のスライドにごちゃごちゃと内容を書き込まないのが鉄則です。ところが、実際に提案資料を作っていると、どうしても1枚のスライドにこれだけは!という場合が出てくるものですね。PowerPointでは、そんな場合に、ぎっしりと入力された文字をなるべく体裁よく収めてくれる工夫がなされています。
PowerPoint2002、2003のスライドに文字を入力していて、いきなり文字サイズがひと回り小さくなり、「あれっ?」と思ったことはありませんか? これは、文字が多すぎてプレースホルダ(文字が入る枠のこと)に収まらなくなると、自動で文字サイズを縮小して、スライドの下に文字がはみ出すのを防ぐ仕組みになっているからです。
このとき、左下に現れるスマートタグをクリックすると、「スライドを2段組に変更する」という選択肢が出ます。これを選ぶと、左右2段に分かれたレイアウトに箇条書きを変更できるわけです。
一見したところ文字の圧迫感がなくなり、よさそうに思えます。ところが、実際にこれを選んでみると、空の枠が右に追加されるだけで、入力した文字はというと、半分の幅になった左の枠により小さな文字で詰め込まれてしまうのです。結局、左右の段に文字を振り分けるには、手作業で文字を移動しなければなりませんでした。
この「2段組みに変更」が、2007でようやく改善されました。
同じようにスマートタグから「スライドを2段組に変更する」を選ぶと、レイアウトが2段組みに変わり、あふれた文字が右の枠に流し込まれるのがわかります。
もちろん、後から文字を追加、削除しても、左の枠と右の枠はリンクしているので、文字が正しく移動します。これでWordでおなじみの段組みと同じように使えるようになりました!
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