長い会社名や名前を簡単に入力したい
前回、単語登録データをテキストファイルにして移動やバックアップを行う方法をご紹介しました。今日はその単語登録について基本を説明します。
メールや手紙の文章を打つ時には、会社名や人の名前を間違えないように気を遣いますね。間違えないようにするのもさることながら、打つだけでも一苦労。私はパソコン書籍の原稿を書くときに、機能やメニューの名前を頻繁に打ちますが、これも長いものばかり。心なしか、ソフトのバージョンが上がるたびに、長~い名前のコマンドやボタンが増えていくような気がしています。
そんなときに重宝するのがIMEの単語登録です。単語登録しておけば、長い会社名も、「いつもお世話になっております。」といったお決まりのあいさつ文も、1文字、2文字の短い読みを打つだけで変換できるからです。登録した単語は、WordやExcelだけでなくメールを書くときにも、インターネットで何かを検索するときにも利用できます。
まず、登録したい会社名や単語をドラッグして選択しておきます。タスクバー付近にあるIMEのツールバーから「プロパティ」ボタンをクリックしましょう。表示されるメニューから「単語/用例の登録」を選びます。Office2007をお使いの場合は、「単語の登録」を選んでください。
開く画面の「単語」にドラッグした語句が表示されていますね。「読み」には、変換するときにキーボードから入力する文字を入力します。このとき、@など、普段の文章では打たない記号を付けて登録するのがミソです。というのは、例えばここで読みを「お」だけで登録すると、「お」と入力して漢字に変換するたびに「株式会社オデッセイコミュニケーションズ」に変換されてしまうからです。
「登録」ボタンを押して単語と読みを登録したら、「閉じる」ボタンで画面を閉じましょう。
これで、以後は、「@お」と入力して「スペース」キーを押すと、「株式会社オデッセイコミュニケーションズ」にパッと変換されます。
ご自分がよく使う単語があれば、ぜひどんどん登録してみてください。塵も積もれば山を実感できること間違いなしです!
コメント