セルの塗りつぶしに設定できる色が少ない(2)
前回と同じように、右側の表のタイトルの背景に淡い緑の色をつけてみましょう。「図形描画」ツールバーから「四角形」のボタンをクリックし、セルの上でドラッグします。このとき、「Alt」キーを押しながらドラッグすると、セルの角にぴったり合わせて図形を描くことができます。
描いた四角形の上で右クリックし、「オートシェイプの書式設定」を選びます。「オートシェイプの書式設定」ダイアログボックスが開いたら、「色と線」タブを選び、「塗りつぶし」の▼をクリックして、「その他の色」を選びます。
「色の設定」ダイアログボックスが開きます。「標準」タブで色をクリックし、「OK」ボタンを押してください。
ダイアログボックスを順に閉じると、四角形に塗りつぶしの色が設定されます。これなら「セルの書式設定」ダイアログボックスでは指定できない微細な色の違いも表現できますね。
ただし、不便なことが1つあります。上に図形をかぶせているので、セルに入力した文字が見えなくなってしまうことです。面倒ですが、図形の上で右クリックし、表示されるメニューから「テキストの追加」を選んで、文字を再度入力する必要があります。
なお、セルの幅や高さを変えても、描いた四角形は一緒に伸縮してくれるので、タイトルだけがずれてしまう心配はありません。Excel2003でも表の色遣いにとことんこだわりたいときにはこんな方法もあるということでいかがでしょうか。
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