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2008年5月27日 (火)

別シートのデータを入力規則のリストに表示できない

ドロップダウンリストの中からデータを選んでセルに入力できるようにするには、「リスト」の入力規則を設定します。たとえば、名簿に部署名を入力するとき、いちいち手入力をしなくても、別の表にすでに入力された部署名をクリックするだけで入力できるようになります。その方法は、こちらの記事で紹介したとおりです。

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ただし、異なるシートに入力されたデータをドロップダウンリストの元範囲として指定するには、ちょっとした技が必要です。こちらの記事と同じ手順で、別シートのセル範囲を「元の値」に指定するとエラーになってしまうからです。

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この場合、あらかじめドロップダウンリストに表示したいセル範囲に名前をつけておき、「元の値」にはその名前を指定します。「所属」シートに入力された部署名のセルを選択しておき、「名前ボックス」に名前を入力します。名前は、日本語ではなく半角英字にすると、指定時にIMEを切り替えずに済み、効率的です。入力後に「Enter」キーを押すと、名前が登録されます。

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続けて、「名簿」シートに切り替えて、所属のセルをあらかじめ選択しておき、「データ」メニューから「入力規則」を選択します。

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「データの入力規則」ダイアログボックスの「設定」タブが開くので、「入力値の種類」に「リスト」を選択し、「元の値」をクリックします。次に、半角の「=」に続けて先ほどの名前を入力します。「OK」ボタンをクリックすれば設定完了です。これで異なるシートに入力されたデータがドロップダウンリストの元範囲として指定され、入力規則が設定されます。

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