画面をスクロールすると行や列の見出しが見えなくなってしまう
売上記録のような列数や行数の多い表をスクロールしたときに、行見出しや列見出しが隠れてしまい、不便な思いをしたことはありませんか?
大きな表を扱う機会の多い方は、ウィンドウをスクロールしても表の上端や左端に入力した見出しが常に表示されるように設定する方法を知っておくと作業がスムーズにできますよ。今日は面積の大きな表の操作には欠かせない「ウィンドウ枠の固定」機能をご紹介します。
最も多いパターンは、表の1行目に見出しが入力され、2行目以降にデータが入力されている場合ですね。このような表を下にスクロールしたときに1行目だけが動かないようにするには、スクロールしたときに動く先頭の行、つまり2行目を選択してから、「ウィンドウ」メニューから「ウィンドウ枠の固定」を選択します。(Excel2007の場合は、「表示」タブをクリックし、「ウィンドウ」グループから「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定」と選択します)。
これで、1行目が固定され、スクロールしても表示されたままになります。
横長の表を右にスクロールしたときに左端の列が動かないようにする場合も同様です。スクロールしたときに動く先頭の「列」を選択してから同じコマンドを選びます。
なお、行の見出しと列の見出しを両方固定することもできます。
例のように1行目の見出しとA列の番号が常に表示されるように設定してみましょう。
この場合は、スクロールしたときに動くセル範囲の左上隅に位置するセル(ここではB2)を選択してから、「ウィンドウ」メニューから「ウィンドウ枠の固定」と選択します。(Excel2007の場合は、「表示」タブをクリックし、「ウィンドウ」グループから「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定」と選択します)。
ウィンドウ枠の固定を設定するポイントは、最初に選択しておく行や列の選び方です。スクロールしたときに動く先頭部分になる行、列、セルを選びましょう。
なお、ウィンドウ枠の固定を解除するには、「ウィンドウ」メニューから「ウィンドウ枠固定の解除」を選択します。(Excel2007の場合は、「表示」タブをクリックし、「ウィンドウ」グループから「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠固定の解除」と選択します)。
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