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2010年2月 5日 (金)

文字のひらがな/カタカナを変換したい

Excelの関数には、文字の種類を変換してくれる便利なものがあります。
全角文字を半角にするにはASC(アスキー)関数を、反対に半角文字を全角に変換するにはJIS(ジス)関数を使う例などがそうですね。名簿の表記を統一する際などに、利用している方も多いのではないでしょうか。

ただ、残念なことに、日本語のひらがな/カタカナ間を変換する関数はありません。
でもご心配なく。ふりがなをセルに表示させるPHONETIC関数を応用すれば、カナ文字の種類を一括変換できます。

●ひらがなをカタカナに変換する
ひらがな→カタカナへと文字種を変更するには、PHONETIC関数の式を指定します。

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カタカナを表示させる列の先頭セルを選び(この場合はB2セル)、「=PHONETIC(A2)」のように式を入力します。戻り値のふりがなはカタカナで表示されるため、PHONETIC関数の引数「範囲」にひらがなでデータが入力されたセルを指定すれば、ひらがなをカタカナに変換できたことになります。入力できた数式を下のセルにオートフィルでコピーしておきましょう。

●カタカナをひらがなに変換するには

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反対に、カタカナからひらがなへの変換はもう少し複雑になります。
まずは、PHONETIC関数の式をセルに入力し、カタカナでフリガナを表示させます。

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この状態では、2列ともカタカナですね。続けて、PHONETIC関数の引数「範囲」に指定したセル(ここではA2~A8セル)を選択し、「書式」メニューから「ふりがな」→「設定」と選択します。
表示されるダイアログボックスで「ふりがな」タブを選び、「種類」を「ひらがな」に変更してから「OK」ボタンをクリックします。

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こうしてふりがなの文字の種類をひらがなに変更すれば、カタカナで表示されていたふりがなはひらがなに変わります。結果として、カタカナからひらがなへの変換が完了するわけです。

PHONETIC関数の戻り値であるふりがなの文字種を変更する方法は、前回の記事でもご紹介しています。同じ手順ですが、目線を変えれば、かな文字の種類の変換にも使えるわけですね。

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