Excelでコピー、貼り付けを実行すると、選択したセルに含まれるデータと書式がコピーの対象になります。セルの幅はコピーされないため、貼り付け先のセルがコピー元セルより狭ければ、上図のようなトラブルになってしまいます。貼り付けを済ませてから列の幅を広げればいいわけですが、1列ずつ幅を調整するのは面倒な作業ですね。



こんなときは、貼り付け実行後に表の右下に表示される「貼り付けのオプション」ボタンを使って一発で解決しましょう。「貼り付けのオプション」ボタンをクリックし、一覧から「元の列幅を保持」を選択します。


これで、コピー元の表の列幅が貼り付け先のセルにも適用され、セルの中身が正しく表示されます。



なお、コピーするときに列単位で表を選択する方法も有効です。
表を範囲指定するときに、セルではなく列番号をドラッグして、表が入力された列を選択してから「コピー」を実行します。このようにして列単位でセルを選択した場合は、列幅の情報も一緒にコピーされます。


次に、貼り付け先の左端に当たる列を選択して「貼り付け」を選択すれば、コピー元のセルと同じ列幅で表が貼り付けされます。表の下に何もデータが入力されていないシートの場合に利用できますので、スマートタグで訂正する方法と合わせて知っておくと便利です。