縦書き文書の中で算用数字が横向きに寝てしまう
Wordでは、挨拶状や案内状など、縦書きの文書を作ることも少なくありません。
Word 20007で文書の文字を縦書きにするには、「ページレイアウト」タブの「ページ設定」グループで[文字列の方向]→「縦書き」と選択します。(2003では、「標準」ツールバーの「文字方向の変更」ボタンをクリックします。)
ところが、文書全体が縦書きに変わると、困ったことに、半角で入力した算用数字やアルファベットだけは横に倒れるように表示されてしまいます。これは、そもそも半角の英数字や記号は日本語のような縦書きで表すことがないため、横書き用の書体しか持たないことが原因です。
こういうふうに横に寝てしまった文字を縦に起こして表示するには、「縦中横」という機能を使います。
まず文字を選択しておき、「ホーム」タブをクリックして、「段落」グループにある「拡張書式」→「縦中横」と選択します。(2003では、「書式」メニューから「拡張書式」→「縦中横」と選択します。)
開く「縦中横」ダイアログボックスでは「行の幅に合わせる」にチェックが入っていることを確認し、「OK」をクリックします。この「行の幅に合わせる」のチェックは入れたままにしておくほうがよいでしょう。3桁や4桁の数字になると幅を取るため、このチェックを外すと、行間がそこだけよけいに広がってしまうからです。
すべての半角数字に縦中横の書式を設定すると、こんな感じになります。案内状などがきれいに仕上がるので覚えておくと便利ですね。
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▼マークを横向きにしたい
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