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2011年6月14日 (火)

条件を満たすセルの個数を数えたい(COUNTIF関数)

受付や注文の件数を数えるには、COUNT関数やCOUNTA関数を使ってセルの個数を数える方法が一般的です。ちなみにCOUNT関数は数値が入力されたセルの個数を数えたい場合に使用し、数値に限らず何らかのデータが入力されたセルの個数を数えるには、COUNTA関数を使用しますね。(これ知らなかった!という方は、こちらのサイトから解説付きの関数パンフレットをダウンロードできます。ご利用くださいね。)

ところが、セルの内容別に件数を求めたい場合もありますね。
下の例では、顧客からの問い合わせを内容によって、「入会」「更新」「退会」「その他」という4区分に分けて入力しています。このような表で、B列に入力された区分ごとに問合せの件数を集計するには、COUNTIF(カウントイフ)関数を使います。

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実際にやってみましょう。
まず、区分が「入会」であるセルの個数を求めます。F3セルを選択して「関数の挿入」ボタンなどを使ってCOUNTIF関数の式を挿入したら、引数を次のように指定します。

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最初に、引数「範囲」に「区分」が入力されたB列を指定します。これは「関数の引数」ダイアログボックスの「範囲」欄をクリックしてから、列番号の「B」をクリックすると、「B:B」と列単位で指定できます。なお、ここでは、今後、A~C列のデータが増えても対応できるように列単位で「範囲」を指定しています。これについてはこちらの記事を参考にしてください。

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第2引数の「検索条件」には、「入会」と入力しておいたE3のセルを指定します。(あらかじめ区分の一覧を空いたセルに入力しておく必要があります)。済んだら「OK」ボタンをクリックします。

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これでCOUNTIF関数が入力され、B列のセルから「入会」と入力されたセルの個数が求められます。オートフィル機能を使って数式を下にコピーすると、すべての区分の問合せ件数を統計できますよ。

<関連記事>
・元の表にデータを追加したとき、SUMIF関数の結果も自動で更新されるようにしたい
http://ciao.aoten.jp/ciao/2011/05/sumif-2960.html#more

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http://ciao.aoten.jp/ciao/2011/05/vlookup-a4a6.html#more

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