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2011年11月19日 (土)

数値の小さなグラフがほとんど表示されなくなってしまう

Excelでグラフを作成したときに、一部の系列が地を這うように表示されてしまい、困ったことはありませんか。
これは、大きさが極端に異なる数値をグラフ化したときに起こる現象です。Excelでは、グラフ化したいセル範囲の中で最も大きな数値が収まるように、縦軸の目盛を自動で調整します。したがって、小さな数値ばかりが集まった系列があると、下の方に寄ってしまうため、グラフとしては見づらいものになるわけです。

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上の例では、「HPアクセス数」が万単位の数値であるのに対して、「受注件数」は最大で200前後という小さな数値です。縦軸の目盛は最大値が18,000になるため、桁が小さい受注件数の折れ線グラフは下の方に不自然に寄ってしまいます。
これを避けるには、下に表示された系列の目盛を別にして右側の縦軸に表示する方法があります。さっそくやってみましょう。

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下の方に表示されたグラフをクリックして選択し、「レイアウト」タブの「現在の選択範囲」グループから「選択対象の書式設定」をクリックします。(2003では、系列の上で右クリックして「データ系列の書式設定」を選択します。)

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「データ系列の書式設定」ダイアログボックスが開いたら、「系列のオプション」を選択し、「第2軸」をクリックして、「OK」ボタンをクリックします。(2003では「軸」タブで「第2軸」を選択します。)

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これで、数値の小さい系列だけが、右の縦軸の目盛に沿って表示されるため、グラフ自体も中央に表示されるようになります。これなら数量や変化を読み取りやすくなりますね。

<関連記事>
・折れ線グラフのマーカー位置が横軸の目盛とずれてしまう
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