シートの保護を勝手に解除されないようにしたい
前回、一部のセルの内容を勝手に変更されないようにするために、「シートの保護」を有効にする方法を紹介しました。今日はその補足になります。前回の記事をお読みでない方はこちらを先にご覧ください。
前回の記事の設定後、シートの保護が有効になった状態でロックされたセルを変更しようとすると、下のようなメッセージが表示されます。
このメッセージにもあるように、「校閲」タブの「変更」グループにある「シート保護の解除」ボタンをクリックすると、シートの保護は解除できます。つまり、このメッセージを見た人が、この通りに操作して、シート保護を解除してしまう可能性があるのです。
勝手にシート保護を解除されないようにするには、シートの保護を設定するときに、パスワードを指定しましょう。
まず、「校閲」タブをクリックし、「変更」グループにある「シートの保護」をクリックします。(Excel2003では、「ツール」メニューから「保護」→「シートの保護」と選択します)。ここまでは前回の記事と同じ手順ですね。
「シートの保護」ダイアログボックスが表示されたら、「シートの保護を解除するためのパスワード」欄に任意のパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
続けて確認画面が表示されるので、先ほどのパスワードをもう一度入力して、「OK」ボタンをクリックします。
これでシートの保護が有効になります。
この後、ロックされたセルを変更しようとしたときに表示されるメッセージのとおりに操作をすると、パスワードの入力画面が表示されます。もちろん、正しいパスワードを入力しないと、シートの保護は解除できない仕組みです。
これなら、第三者にシート内容を変更される恐れがなくなります。さらなる安全策を講じておきたい場合は、パスワードを付けてシートを保護するとよいでしょう。
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