数値のかけ離れた折れ線グラフを同じ縦軸で表示したい(2)
こちらの記事は前回の手順の続きです。
お読みになっていない方は、「数値のかけ離れた折れ線グラフを同じ縦軸で表示したい(1)」のほうからご覧ください。
今度は、数値の大きい方の系列(ここでは「輸入数量」)の折れ線グラフを作成します。
「年度」が入力されたセル範囲と「輸入数量」が入力されたセル範囲を選択しておき、「挿入」タブをクリックして、「折れ線」→「折れ線」を選択します。
折れ線グラフが表示されたら、輸出数量のグラフと同様に、凡例を削除しておきましょう。
また、横軸の年度は(1)で作成した「輸出数量」と共有するため不要です。「レイアウト」タブをクリックし、「軸」→「主横軸」→「なし」を選択します。
これで、横軸の項目が表示されなくなりました。
今度は目盛線の設定を変更するため、再度、「レイアウト」タブをクリックし、「軸」→「主横軸」→「その他の主横軸オプション」を選択します。
「軸のオプション」を選択し、「最小値」を「固定」に変更して、輸入数量のもっとも小さい値が収まる程度の数値に変更しましょう。
「目盛間隔」にも「固定」を選択して、ほどよい間隔が空くように目盛の数値を大きめに変更したら、「閉じる」ボタンをクリックします。
最後に、輸入数量のグラフを(1)で作成した輸出数量のグラフ上部の空きスペースに収めます。
このとき、両方の縦軸・横軸の位置ができるだけ揃うように、注意深くドラッグしてサイズを微調整しましょう。また、目盛り線の間隔が上下のグラフでおおむね等しくなるようにするのがポイントです。こうすれば、違和感なくひとつのグラフのように見えるからです。
これで輸入数量と輸出数量、どちらの変化も無理なく読み取ることのできる折れ線グラフを作成できました。
あとは、グラフに書式設定を施して、見た目をよりわかりやすく整えれば完成です。こちらについては、明日更新予定の続きの記事で紹介します。
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