スライドショーの実行中に次のスライドが勝手に表示されてしまう
PowerPointのスライドショーでは、マウスでクリックしたり、キーボードで「Enter」や「スペース」などのキーを押すと次のスライドが表示されます。
発表者が話の進行に合わせて、手作業でスライドを切り替えるわけですが、どういうわけか、何も操作していないのに、一定の時間になったら次のスライドが勝手に表示されてしまった。そんなトラブルを経験したことはありませんか?
これは、スライドの切り替え方法が、自動的に切り替える設定になっていることが原因です。
まず、画面右下の表示モード切り替えボタンを使って「スライド一覧表示」に変更してみてください。
すると、スライドのサムネイルの左下に時刻表示が出ていませんか。これは、そのスライドが表示される時間を「分:秒」で表したものです。つまり、この時間が経過したら、次のスライドを表示する、ということです。
これを無効にするには、「スライドショー」タブをクリックし、「設定」グループの「スライドショーの設定」をクリックします。(2003の場合は、「スライドショー」メニュー→「スライドショーの設定」を選択します)。
開く画面で「スライドの切り替え」欄を確認しましょう。
「保存済みのタイミング」が選択されているので、「クリック時」を選び直して、「OK」を押します。
これで、個々のスライドに設定された切り替え時間は残りますが、その時間を経過するとスライドが切り替わることはなくなります。手作業でのみ次のスライドが表示されるようになるので、安心して発表に臨んでください。
なお、これはリハーサル機能を使った後に起こりやすいトラブルです。リハーサルを実行し、最後に表示されるメッセージで「はい」ボタンをクリックすると、リハーサルでかかった時間がそのままファイルに保存され、同時に「保存済みのタイミング」が有効になるためです。リハーサル機能については、こちらの記事を参照してください。
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