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2013年10月23日 (水)

「文字列の折り返し」で「外周」「内部」「四角」の使い分けがわからない

クリップアートを文章の間に挿入する際、「文字列の折り返し」を設定して、文章をイラストの周囲に体裁よく配置します。イラストのすぐ近くまで文字を表示させるタイプの配置には、「四角」「外周」「内部」の3種類があります。今日は、この使い分けについて紹介します。
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まず、文字列の折り返しを設定する共通手順を確認します。
クリップアートを選択し、「書式」タブの「配置」グループから「文字列の折り返し」をクリックします。クリップアート挿入直後は、「行内」になっています。これを「外周」「内部」「四角」などに変更するわけですね。
では、次にそれぞれの配置の違いを紹介します。

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まずは「外周」にしてみましょう。
外周では、イラストの輪郭に沿って文字が回り込みます。
ただし、絵の間に空いた隙間にまでは入り込まないように調整されています。この絵でいうと、ちょうど両脚の間が空いていますね。
文章を絵のごく近くまで表示させたいけれど、あまり細かい隙間には、文字を入れたくない場合に設定します。

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次は「内部」です。
内部も、外周と同じくイラストの輪郭に沿って文字をできるだけ際まで表示する配置ですが、絵にM字型のような隙間がある場合だと、そこにも文字が入り込みます。
このクリップアートでは、足の間にも文字が入っていますね。なお、クリップアートの種類によっては、外周と同じ結果になるものも多数あります。
文字が散らばりがちになるため、文章の読みやすさという点では外周よりもやや劣ります。

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最後に「四角」にしてみました。
「四角」は、文字通り、イラストの周囲に四角く余白を作って文字を回り込ませる配置です。「外周」や「内部」よりも文章は格段に読みやすくなります。ただし、イラストが大きくなると余白部分が空きすぎていると感じるかもしれませんね。

「外周」「内部」「四角」の違いをご説明しました。
用途に応じて使い分けるとよいでしょう。

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