各段落で使用しているスタイル名を左端に一覧表示したい
長文の文書で書式を整えるには、スタイルが役立ちます。「見出し1」「見出し2」のようなスタイルにタイトルとして見栄えのする書式を設定しておけば、そのスタイルを段落に適用するだけで、書式の設定と統一が簡単に行えるからですね。
ところが、どの段落にどのスタイルが設定されているかを確認するには、いちいちその段落を選択して「ホーム」タブの「スタイル」グループで確かめなければなりません。
各段落のスタイル名を普段から見える状態にしておきたいと思ったことはないでしょうか。
このような場合は、左余白の部分にスタイル名を一覧表示することができます。
今日はその方法をご紹介します。
まず、画面の表示モードを「下書き」表示モードに切り替えます。
これには、ウィンドウ右下の画面表示切替ボタンをクリックしましょう。
表示モードが「下書き」に変わると、ヘッダー・フッターが表示されなくなります。また文書内にクリップアートや画像がある場合、「文字列の折り返し」を「行内」以外の配置にしていた場合は、それらも表示されなくなるので注意しましょう。
続けて、「ファイル」タブをクリックします。
メニューから「オプション」を選択します。
「Wordのオプション」ダイアログボックスが開きますね。左の一覧で「詳細設定」を選択し、次に「表示」の分類にある「下書き表示およびアウトライン表示でのスタイル名表示領域」右の欄に、20~30mm程度の数字を入力しましょう。
なお、ここで入力する数字は、左余白に表示する領域の幅です。20mmなら2センチの幅を段落の先頭に用意されるわけですね。通常、ここは「0mm」となっています。
「OK」ボタンをクリックすると、設定が完了します。
これで、段落の左端にスタイル名が一覧表示されますね。
なお、このスタイル名は、画面表示モードが「下書き」でないと表示されません。
初期設定の「印刷レイアウト」に画面表示モードを戻すと、表示されなくなってしまうので注意しましょう。
<関連記事>
・「オプション」ダイアログボックスをボタンひとつですばやく開きたい
http://ciao.aoten.jp/ciao/2014/02/post-5924.html
・Wordで書式を一括で解除したい
http://ciao.aoten.jp/ciao/2014/02/word-09fa.html
コメント