ここでは、「ビジネス」という語でシート内を検索しましたが、「一致するデータはない」というメッセージが表示されていますね。ところが、実際には「ビジネス」と表示されたセルが幾つもあります。これはどういうことなのでしょうか。

「ビジネス」と表示されたセルを選択し、中身を数式バーで見てみましょう。

すると、計算式が入力されていることがわかります。つまり、セルに表示されたのは、数式の結果であって、実際に入力された文字ではないということになります。

Excelの初期設定では、「検索」機能を使って検出されるのは、セルに入力された内容です。数式の結果として表示された語句は検索されないため、先ほどのようなメッセージが表示されてしまうわけですね。

計算結果を含めて検索したい場合は、検索のオプション設定を変更しましょう。

「ホーム」タブをクリックし、「編集」グループの「検索」をクリック後、表示される「検索と置換」ダイアログボックスの「オプション」ボタンをクリックします。

「検索対象」を「値」に変更すると、数式の結果表示された文字も検索されるようになります。「すべて検索」ボタンをクリックしましょう。

数式の計算結果が多数検索されたことがわかりますね。

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