左右に広がる横棒グラフ(バタフライチャート)を作成したい(2)
4回に分けてバタフライチャートを作成する手順を紹介しています。今回は2回目です。
操作はこちらから続いていますので、順番にご覧ください。
こちらではPowerPointでグラフを作成する手順をご紹介していますが、ほぼ同様の手順でExcelでも作成は可能です。
なお、今回は、作成途中のバタフライチャートを下の図のように整えるところまで紹介します。
まず、横軸の目盛りを設定します。
ゼロから左側が、マイナスが付いた負の数で表示されているのを正の数に変更し、さらに「●人」と単位を付けて表示されるように設定します。
グラフを選択し、「レイアウト」タブ→「軸」グループの「軸」→「主横軸」をクリックして「その他の主横軸オプション」を選択します。
表示された「軸の書式設定」ダイアログボックスで、「軸のオプション」を選択し、「最小値」「最大値」「目盛間隔」をいずれも「固定値」に変更します。数値は、現在の目盛りで不都合がなければ変更は不要です。
次に、「目盛の種類」を「内向き」に指定します。
続けて、「表示形式」を選択し、「ユーザー設定」を選択して、「表示形式コード」に「#,##0"人";#,##0"人"」と入力して「追加」ボタンをクリックします。最後に、「閉じる」ボタンをクリックして、ダイアログボックスを閉じます。
これで、グラフ内の数値は、正の数も負の数も「123人」のように表示する、という指定になります。こうしておけば、負の数であってもマイナス記号が表示されないため、左側に伸びたB市の横棒グラフの目盛りもマイナスが付かなくなりました。
続けて、中央に表示されている項目名を左端に移動します。
グラフを再度選択し、「レイアウト」タブ→「軸」グループの「軸」→「主縦軸」をクリックして「その他の主縦軸オプション」を選択します。
表示された「軸の書式設定」ダイアログボックスで、「軸のオプション」を選択し、「目盛の種類」を「なし」に変更し、「軸ラベル」を「下端/左端」に変更したら、「閉じる」ボタンをクリックして、ダイアログボックスを閉じます。
これで、冒頭の完成図のように、項目名が左端に表示されました。
次回以降も、このグラフを整えて、完成例のようなバタフライチャートに仕上げる手順の続きを紹介します。
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