型番や商品名などを、ワイルドカードを使って抽出したい
Excelの表から必要なデータだけを抽出するのに役立つのが、おなじみのフィルター機能(2003以前のエクセルでは「オートフィルター」機能)です。
前回に引き続き、今回も知っておくと便利なフィルターのちょっとした技をご紹介します。
商品コードや商品名などの一部を指定して抽出したいことはよくあります。
たとえば「4ケタの商品コードの末尾が「1」であるデータだけを表示したい」「商品名が「●●パソコン」であるデータだけを見たい」といった具合ですね。
検索機能でおなじみのワイルドカードを使うと、このような抽出も手軽にできるのです。
最もよく使うワイルドカードは、文字数に関係なく任意の文字列を指定する「*」でしょう。このほか、任意の文字1文字を指定する「?」も便利ですね。
たとえば、上の表で、抽出条件を「*パソコン」と指定すると、商品名が「パソコン」という語で終わる商品データだけを抽出できます。
商品名の列の▼をクリックし、「検索」と書かれた枠内をクリックします。
ここに「*パソコン」(*は半角)と入力します。すると、入力終了と同時に、下の選択肢欄の表示が条件を満たす語だけに絞り込まれるのがわかりますね。「OK」ボタンをクリックすると、設定完了です。
これで、「パソコン」という言葉で終わる商品名データだけが表示されました。
なお、4ケタの型番のうち末尾が「1」のデータだけを抽出する場合は、任意の1文字を表すワイルドカード「?」を使って、「???1」と指定すれば、同様に抽出できます。
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